緑内障の治療

眼科系

どうも、ふみやさんです。

緑内障の目薬、配合剤が多くてややこしいと思うそんな今日この頃。

緑内障って?

緑内障は

眼房水の産生と流出のバランスが崩れて眼圧が上昇、視野狭窄や視力低下をきたす疾患。

といった具合に緑内障は目の眼圧が上がるイメージだが、現在は眼圧が正常内範囲であるのにもかかわらず、視野狭窄や視力低下をきたす場合の患者数のほうが多い

 

緑内障の分類

大きく分けて

開放隅角緑内障…隅角正常。線維柱帯が閉塞して房水がたまって眼圧⬆️

閉塞隅角緑内障…隅角閉塞。房水の逃げ道がなく、たまって眼圧⬆️

の2つで圧倒的に多いのが開放隅角緑内障

 

症状

視野狭窄と視力低下だが自覚症状がゆっくり進行するので自覚症状が出にくい

急性発作型の場合は閉塞隅角緑内障に発生しやすく、激しい頭痛や嘔吐を伴う。

 

治療

開放隅角緑内障の場合は薬物治療が第一選択

閉塞隅角緑内障は虹彩の構造的異常のため、レーザー虹彩切開術が第一選択。

 

治療ガイドライン

治療の目的は

視覚の質

(quality of vision:QOV)

生活の質

(quality of life:QOL)

これらを維持すること。

 

眼圧の下降によって緑内障の発症や進行を遅らせることが示されているので、緑内障の病型や病期にかかわらず眼圧下降は有効

 

薬物治療の導入

①開放隅角緑内障と診断

②閉塞隅角緑内障の手術処置後、眼圧コントロールが不良の場合

で、ほとんどが①のパターンに遭遇することが多い。

 

治療の流れ

単剤治療から始める。

⬇️

不良なら薬剤を変えるか多剤併用を行う。

⬇️

安定するようならその薬剤を継続。

第一選択薬として

プロスタグランジン関連薬が最も優れた眼圧下降効果と点眼回数、副作用の面で 良好な認容性により用いる。続いて眼圧下降効果と認容性の面でβ遮断薬も第一選択になり得るが、禁忌、副作用に留意して選択する

第二選択薬として

炭酸脱水酵素阻害薬点眼、a2刺激薬、Rhキナーゼ阻害薬、α1遮断薬、イオンチャネル開口薬、交感神経非選択性刺激薬、副交感神経刺激薬などの点眼薬が挙げられる。

  

薬の種類

《交感神経非選択性刺激薬》

ピバレフリン(ジピベフリン)点眼液は緑内障治療にあまり用いられなくなったので割愛。

《副交感神経刺激薬》

サンピロ(ピロカルピン)点眼液は緑内障治療にあまり用いられなくなったので割愛。

ふみやさん
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こうして薬の種類挙げてみると、いっぱいありますね…


ふみやさん
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こむこむ
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