どうも、ふみやさんです。
今や高血圧は現代の病気の代表格と言っても過言ではないですね。
高血圧の分類
本態性高血圧
日本人の高血圧の85~90%とほとんどがこれ。原因のはっきりしない高血圧。もともと高血圧になりやすい体質や、塩分の摂り過ぎ、肥満、過度の飲酒、運動不足、ストレス、喫煙などが原因で発症すると考えられる。
二次性高血圧
一方、高血圧の10~15%は、原因のはっきりしている二次性高血圧に分類される。ホルモン分泌異常、腎臓疾患、薬剤の副作用などが原因で起こると考えられる。
血圧の基準値
降圧目標値
どんな人でも正常血圧を目指すのが目標。正常高値血圧以上にあると全ての人において、生活習慣の見直し、改善が必要になってきます。
また、75以上の方や合併症を持っている方に関して、高血圧によるリスクが増加するので75歳以上の方は140/90未満。それ以外の方は130/80未満を目指します。
薬の種類
Ca拮抗薬
ARB(アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
ACE(アンギオテンシン変換酵素)阻害薬
利尿薬
α遮断薬
β遮断薬
服薬指導
高血圧は自覚症状が極めて少なく、知らず知らずのうちに症状が進行していき、脳梗塞や心筋梗塞を合併するケースも多々ある。なので、処方された薬剤は毎日服用してもらうことが大切である。またコンプライアンスが悪い方は合併するかもしれない病状(心不全、脳出血、脳梗塞、狭心症、腎障害、眼底出血など)について十分に理解させることも大切。薬剤の仕様だけでなく、生活指導もあわせて行う。
血圧の測り方
基本は右の上腕で測る。朝と就寝前に測るのがいいとされており、朝は「起床時1時間以内、排尿後、朝の薬剤服用前、座位1-2分安静後」で就寝前は「座位1-2分安静後、測定前の喫煙、飲酒、入浴、カフェイン摂取は控える」がベスト。
食塩制限
健常者は10g/日未満、高血圧患者はは6g/日未満。とまぁ6g未満ってのはなかなか難しいので、日本では8-9g未満がいいと言われている。
ちなみに目標量は男性7.5g/日、女性6.5g/日
カリウムの摂取
カリウムは食塩による血圧上昇や心血管病の抑制効果がある。
目標量:男性3000mg以上、女性2600mg以上
ただ摂りすぎは腎臓に負担をかけるので注意。
飲酒
ガイドラインではエタノールとして男性:20-30ml以下、女性:10-20ml以下とされており、禁止ではなく、減酒が推奨されている。だいたいビール一本分が推奨量。推奨量だと、血管拡張作用及びHDL増加による動脈硬化予防が期待できる。
運動
ガイドラインでは運動は毎日30分程度行うようにとされている。基本は少し息が切れる程度の有酸素運動、これを毎日続ければ、降圧作用だけでなく、体重の減量も行える、
ちなみに降圧作用は食事療法>運動療法
副作用について
降圧薬全般に言えるのが血圧の過度な低下によるふらつきがある。
・血圧が低い時の対策
水分を補給する(1時間にコップ1杯程度)、ストレッチを行う(血液循環改善)。
・血圧が低くふらつきが発現した時の対応
体を横にして足を心臓よりも高く上げて、そのまま安静。
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