【川崎病】アスピリン治療中にインフルエンザにかかったら?

呼吸器科系

インフルエンザが流行ってくる季節になりましたね。

今日はこんなツイートを昼間に投稿しました。

ちょうどこんな事考えてたら処方が来たんですよね。

内容はこう。

Rp.1 タミフルDS3% 分2 5日分

Rp.2 カロナール細粒20% 5回分

Rp.3 フロベン顆粒80% 分2 14日分

NSAIDsはインフルエンザにダメってことは知ってて、でもなんで同じNSAIDsであるフルルビプロフェンはOKなのか?

少し疑問になったので調べてみました。

インフルエンザにNSAIDsが好ましくない理由

そもそもはこれですね。

何故かというとインフルエンザ脳症のリスクが上がるからです。小児の場合はRye(ライ)症候群ですね。

インフルエンザ脳症は インフルエンザウイルス感染に伴う発熱後、急速に神経障害・意識障害を伴う症候の事を言って、Rye症候群はそのくくりに入ります。

小児期心疾患における薬物療法ガイドラインではこのような記載があります。

この表のとおり、15歳未満の川崎病の患者はアスピリン投与の中断を原則とします。

アスピリンでなくフルルビプロフェンな理由

インフルエンザ時に注意喚起がされているNSAIDsの種類は

  • サリチル酸系
  • メフェナム酸製剤
  • ジクロフェナクナトリウム製剤

の3つです。以下、その薬剤

サリチル酸系…アスピリン、エテンザミド

メフェナム酸製剤…ポンタール

ジクロフェナクナトリウム製剤…ボルタレン

フルルビプロフェンはロキソニンと同じプロピオン酸系であり、添付文書を確認するに注意喚起はされていません

しかし、フルルビプロフェンには川崎病の適応はないのですが、 川崎病急性期治療のガイドライン ではこのように記載されてます。

上表のとおり、フルルビプロフェンはアスピリンの肝障害が強い時の代替として使うようですね。


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