気管支喘息の治療薬

呼吸器科系

自分は喘息持ちではないですけども、喘息の苦しさを体験するために

ネジったストローを吸ったり吐いたりするとわかると聞いたんで、やってみたら

しんどっ!!!

これはホントに苦しい…。

ってなわけで今回は気管支喘息について

気管支喘息って?

病態的なところから見ていきましょう。

健康な人の気道は綺麗なドーナツ型(断面)になっており、空気が通りやすい。

喘息を持っている人は気道の粘膜のむくみや炎症などが起きて空気の通り道が通りにくくなっています。さらに喘息の発作(気管支収縮)が起こった時はこの気道の空気の通り道がさらに狭くなり、呼吸がしにくくなるわけです。

喘息が起こりやすくなる要因

要因としては様々。

  • ウイルス感染
  • ダニ・動物の毛
  • カビ
  • タバコの煙
  • 天候や大気汚染
  • 激しい運動
  • ストレス

などが挙げられる。

これらの要因が気管支に刺激を与え、気管支が収縮することで気道が狭くなる。

喘息の治療

喘息の治療を行うにあたって意識することは

「発作を起こさないように予防する」ということです。

喘息治療の3本柱として

①薬物療法…気管支の炎症を抑える

②環境整備…発作の原因物質を取り除く

③適度な運動…体の免疫力を高める。

があります。

その中でも①の薬物療法について見ていきましょう。

薬物療法

喘息の薬物療法は大きく分けて吸入薬と内服薬があります。

吸入薬

症状が出ていなくても毎日使用する

長期管理薬(コントローラー)

発作が起きた時に使用する

発作治療薬(リリーバー)

を用いて治療していきます。

長期管理薬(コントローラー)

喘息の人の気道は炎症を起こしているということは先に記述しました。

コントローラーはその原因となっている炎症を改善する効果があり、喘息治療の中心的な薬となっています。

発作がなくても毎日使用することで、炎症を抑え、発作が起きにくくなります。

種類としては

・吸入ステロイド薬

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・抗アレルギー薬

を使用します。

コントローラーを使用する際に知っておきたいポイントしては

・症状がなくても毎日使用する。

・効果はだいたい1~2週間ほどで現れる

・用法用量通り使用していれば副作用の心配はさほど必要ない

・適正に使用しているのに1~2ヶ月症状が改善しない場合は治療を変える。

こむこむ
こむこむ

これは最低限覚えておきましょう。

また、中程度または重度の場合は症状改善のために

・長時間作用性β2刺激薬

・テオフィリン徐放性剤

をプラスオンして用います。

 

発作治療薬(リリーバー)

発作は気管支の平滑筋が収縮することによって起こります。

リリーバーは気道をすみやかに広げる効果があり、

種類としては

・短時間作用性β2刺激薬

を使用します。

えふえむ
えふえむ

発作が出た時だけ!あくまでも応急処置なので根本は改善しません。

↓吸入薬一覧

内服薬

種類は大きく分けて5種類。

詳しい記載はまたちょくちょく更新していこうかと思います。

・ロイコトリエン受容体拮抗薬

・抗アレルギー薬

・β2刺激薬

・テオフィリン製剤

えふえむ
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のんびり更新していきます(笑)


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