どうも!えふえむ(@fmyaku1015)です。
最近、勉強会があったので~
月経前症候群(PMS)って?
月経前症候群(Premenstrual Syndrome)はだいたい排卵後から月経(生理)までの間で乳房の不快感やイライラする、その他もろもろの症状がでるのが特徴。
日本産婦人科学会の定義として
月経開始の3~10日位前から始まる精神的、身体的症状で月経開始とともに減退ないし消失するもの
と定義される。
↑排卵後期のところやね
メカニズムとしてははっきり分かっていないが
排卵後からの「黄体期」に分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の急激な変動によるもの。
また、乳腺の発達や妊娠の維持に関わるプロラクチンの過剰分泌によってエストロゲン分泌が抑制されてしまい、ホルモンバランスが乱れることによって起こると言われている。
具体的な症状
身体的な症状は20代、精神的な症状は30~40代に多いと言われている。
(え…こんなに症状あるん…大変や…)
プレフェミン
要指導医薬品として販売されており薬剤師の対面販売で購入できる。
【成分】チェストベリー乾燥エキス
【効能】PMSの緩和
【用法・用量】18歳以上 1日1回1錠
【値段(税抜)】1800円 (30日分)
実は市販薬では日本で唯一のPMS治療薬であり、女性用漢方薬で有名な「当帰芍薬散」や「命の母」、「ルビーナめぐり」には適応がない。
※他の女性用漢方薬に比べて断然安い
作用メカニズム
チェストベリー乾燥エキスがD2受容体を刺激することで、過剰なプロラクチン分泌を抑えて、エストロゲン分泌を正常化させることによる。
D2刺激➡プロラクチン↓は国試で出ます(笑)
副作用
98.6%副作用なしとほぼほぼ問題なさそう(n数は不明)。
使用方法
まずは1か月服用で様子を見るが、推奨とされているのは4~6か月の継続。
(月経不順や生理が重い方は4~6か月、不妊症には12~18ヶ月)
3ヶ月で中止したとしても、服用前と比べて症状は軽減した(有意差あり)との報告もある。
生活指導
生活指導もあわせて行うことで、より効果的な改善が見込める。
①バランスの良い食事をとる
食事のとり方に問題があると、体重増加、むくみ、乳房痛などが起こる原因となり、PMSの症状を悪化させる可能性があるので注意。
②アルコール・塩分・カフェインの摂取を控える
これらの摂りすぎはイライラ・むくみ・緊張感などを高める原因になりPMSの症状を悪化させる可能性があるので注意。
※アルコール:2合、塩分:約8g、コーヒーだと1日3杯まで、くらいが目安
③有酸素運動を行う
有酸素運動(軽いジョギングなど)はPMSの症状を和らげると言われている。
④禁煙に努める
喫煙(受動喫煙含む)は血行を悪くし、ホルモンバランスを崩壊させる。
⑤PMSダイアリーをつける
PMSの症状をスケジュール帳や日記に書きこんでみる。不快な症状があらわれる時期に気づくので、仕事を調節したり、PMSに対する心構えなど、自分に合った対処法を見つけることができる。
最後に
PMSで悩んでいる人は約1300万人。つまり2人に1人はPMSに悩んでいるんですね。
そんな中、PMSの治療薬のプレフェミン、なんと認知度15%。
低いな
病院は時間がとられるからって方やこの記事を見て、そんなものがあるんだと思った方は是非薬局まで足を運んで頂きたいですね。
プレフェミンは薬局の薬剤師との対面販売で購入できるんですが、聞き取りとかが面倒な方は事前にチェックシートを記入して持ってきてもらうとスムーズかもですね。
↓載せておきます(初診と再来の2パターン)
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