どうも!えふえむ(@fmyaku1015)です。
今回は点耳薬について。
1年目の頃、2種類の点耳薬が処方されていた患者様に「同時に使ってもいいの?」といいう質問に対して、わからなかったんで先輩に聞こうと思いました。
ですが、かなりバタついてて聞けなく、焦ってしまってハイという返事をしてしまい、後で調べて、違ったことを言ったと後悔し、患者様に連絡を入れた懐かしい(苦い)思い出があります(笑)
おさらいにさらっと書いていきます。
点耳薬の点し方
まずは点耳薬の準備。
封が開いていない点耳薬は基本室温ですが、使用中の点耳薬は細菌汚染防止のため冷蔵庫で保存します。ここで使うときに注意なのが
キンキンに冷えている場合は必ず人肌に温めてから使用するようにしましょう。
理由はめまいを起こしてしまうからです。
点し方
①症状のある耳を上にして横になります。
②容器の先端が直接耳に触れないようにし(菌などの逆流を防ぐため)、
2~3滴垂らします(医師の指示によって滴量は変わる)。
この時耳たぶを後ろに引っ張るようにして点すとよい。中耳炎の場合は耳たぶを後上方向に引っ張ると中耳腔まで達しやすい。
③ 点耳なら約2~3分、耳浴なら約10分ほどそのままの状態で待ちます。
④終わったらティッシュを耳に当てながら起き上がり薬液を拭き取る(耳の中までは拭き取らなくてよい)。
2種類の点耳薬が処方されたら?
中耳炎や外耳炎の治療の際、ステロイド剤と抗菌剤の2種類が処方されることもあります。
点す順番
点す順番は特に決められていません。
医師の指示がない場合はどちらが先でもよろしいでしょう。
点す間隔
1種類目の点耳薬が点し方の①~④が終わり次第、続けて使ってもいいでしょう。
混ぜても使ってもいいのか?
耳浴を行うとなると1回に10分もかかってしまいますので、2種類同時に使いたいのは人の情(笑)
ただ、2種類同時に使うのはやめておいたほうがいいです。
それはそれぞれの薬液の濃度が薄まってしまいますし、後から点した薬が中耳まで届かない場合があります。
確実に薬を効かしたいなら1種類10分ごとに使うようにしましょう!
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