どうも、ふみやさんです。
下痢…つらいですよね。出かけ先で急に来たときなんかは本当に困ります。
今回はそんな下痢止めの市販薬についてどう選ぶか、ポイントを絞って解説していきます。
下痢の原因を思い浮かべる
「そういえば昨日生もの食べたかな…」「食べすぎたからかな…」「お腹出して寝てたからかな…」
何か思い当たることがあれば、薬剤選択のヒントになります。
下痢の原因には様々あります。下の図を見てみましょう。
この中で市販薬で対応できるものは【急性で非感染性のもの】になります。
どう見分けるか?
例えば、食べすぎやお腹の冷えなどの一過性のもので下痢をされてる場合は下痢止め薬を試されてもいいと思います。ただ注意が必要なのは【感染性の下痢】の場合です。
基本的に【感染性の下痢】は下痢止めを使わないほうがよいといわれています。その理由としては細菌を追い出そうとして下痢をしているにも関わらず、そこに下痢止め薬を使ってしまうと、悪い細菌を腸内に留めてしまい、さらに悪化してしまうことがあります。なので基本使いません。
感染性の場合、多くの場合、下痢以外にも嘔吐や激しい腹痛、熱がでていることがあるため、そのような症状が出ている場合は、下痢止め薬は使用せず、病院へ受診することをお勧めします。
他にも、長いこと下痢を繰り返す、血便が出ているような症状が出ていれば【慢性の下痢】の原因である病気が潜んでいることもあるため、これも病院へ受診することをお勧めします。
【POINT】
・嘔吐や激しい腹痛もある
・熱が出ている
・下痢を繰り返している
・血便が出ている
・激しい下痢をしている
・水分をとっているにも関わらず口の渇きがひどい
このような症状が出ていれば【感染性の下痢】【慢性疾患による下痢】の可能性が高いため受診勧奨。
それ以外の【下痢のみ】であれば、市販薬で様子を見てもいい。
感染性の疑いがある時は病院へ行くのがベストだけど、どうしても病院へ行く時間がない、すぐには行けないという方がいらっしゃれば、【整腸剤】を繋ぎとして使ってもらってもいいです。
その際は、水分摂れるならちょびちょび飲んでおいてもらうほうがいいね。
下痢止めの種類
市販で売られている下痢に関する市販薬は大まかに【整腸剤】と【下痢止め薬】の2種類に分けられます。
整腸剤
整腸剤はビフィズス菌や納豆菌などと言った善玉菌です。腸内細菌のバランスの乱れや強い下痢止めを使いたくない場合に使用できます。妊娠中や授乳されている方に関しても安全に使用することができます。
下痢止め薬
下痢止めに含まれるロートエキスやロペラミドは抗コリン作用を持ち、過剰な腸内運動を抑えて下痢を止めます。ロートエキスは年齢制限や妊婦などに対して制限があるので、購入される際は注意が必要です。
薬以外にできる下痢をしたときの対処法
手元に薬がない。ドラッグストアに行く元気もない。そんな時に自宅でできることをいくつか挙げておきます。
水分をこまめに摂っておく
下痢をしているということは水分が体の中に吸収されず、体の外に出ているということです。こまめに水分補給を行って、脱水を予防しましょう。カフェインなどが含まれていない麦茶なんかお勧めですね。経口補水液も家に常備しておくとさらに安心かもしれません。
お腹を温める
お腹の冷えから下痢と共に腹痛も起こることがあるので、カイロや腹巻などで温めておくのもよいでしょう。
胃腸に優しい食べ物を食べる
脂っこいものや辛い物などの刺激物は腸を刺激し、下痢を助長させます。おかゆやリンゴなどの果物をとるといいですね。ちなみに薬膳的にはリンゴは煮たほうが下痢には良いとされています。
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