どうも、ふみやさんです。
抗凝固薬であるワーファリンやイグザレルトなどのDOAC(Direct Oral AntiCoagulant)。
![患者](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2020/01/図11.png)
患者
DOACは値段が高いから他のに変えてくれ
![ふみやさん](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2023/01/【ふみやさん】普-吹き出し.jpg)
ふみやさん
ほなワーファリンやな
![患者](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2020/01/図13.png)
患者
大好きな納豆食べれんからワーファリン嫌や…
![こむこむ](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2022/11/【奥様】普ふきだし-1.jpg)
こむこむ
ほなDOACやね。
患者さんの生活スタイルに合わせて薬剤は選択できますが、ワーファリン及びDOAC服用中からの切り替えは注意がいるんです。
ワーファリン → DOAC
ワーファリンからDOACへ切り替える場合はワーファリンを中止した後に、PT-INRの測定をしつつ、それぞれのDOACで定められている治療域のPT-INRの数値未満になったらDOACを開始する。
![](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2022/06/1-1024x576.png)
![](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2022/06/3-1024x576.png)
ワーファリンは半減期が非常に長く、体内から消失するまでも長い。ワーファリン中止直後にDOACを開始すると、出血リスクも増加するため、ある程度ワーファリンが体内から排出されてからDOACを開始する。
DOAC → ワーファリン
DOACからワーファリンに切り替える場合はワーファリンとDOACを併用して、PT-INRが下限を超えたらDOACを中止する。
![](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2022/06/2-1-1024x576.png)
![](https://fm-medicine.com/wp-content/uploads/2022/06/4-1024x576.png)
DOACは半減期が短いものがほとんどで、ワーファリンの立ち上がりまでに中止してしまうと、抗凝固作用が不十分になりがちなので、ワーファリンが治療域に差し掛かるまでDOACは併用する。
治療域
治療域に関してはこちらのサイトがわかりやすいのでリンク。
【ワーファリン】 III‐7.3.INRでの治療域(表1)(適正使用情報 改訂版〔本編〕 2020年 | 【医療関係者向け】Q&A hotline Eisai
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