離乳食はいつからなのか、って言うかそもそも離乳食ってどういうものか。
時期によってゼリーは食べられる、アイスが食べられるなど知っとけば服薬指導にも幅が広がると思いますのでそこらへんを〜
食の移り変わり
生後〜3ヶ月
この時期は主に母乳とミルク。あとは喉が乾いた時に湯冷ましくらい。
授乳間隔としては3時間程。
3ヶ月くらいになったら他の味に慣れさすために果汁などを少しづつ与えるようにするといい。
1才を過ぎるくらいまでは処方される薬としてはシロップ剤がほとんど。
シロップ剤は甘めに作られてはいるので比較的飲みやすい。
飲み方としてはスプーンでの服用はまだ慣れていないので、スポイトや哺乳瓶の乳首のところに入れてあげて飲ますのがいい。
よく毎食後とかで処方されてることが多いが、大体は薬の服用間隔を4-5時間程あいてれば食事に気にせず飲んでもらっても大丈夫
4〜5ヶ月
この時期は離乳準備期と言われる。
ヨーグルトや果物をペーストにしたもの、リンゴのすりおろしなどの食感としてトロッとしたものを与える。もちろん授乳も行う。
5ヶ月頃
この時期は離乳初期と言われる。
米や米粉などの穀物類、ほうれん草や人参などの野菜類などのペーストも種類として増やしていく。飲み込む練習をしていく時期。
6〜7ヶ月頃
この時期は離乳初期〜中期。
離乳食にも慣れてきた頃。食べ物も大豆や魚などのタンパク質も種類に増える。
下や歯ぐきでつぶしてモグモグする時期。
モグモグタイム←
粉薬などが処方された場合、7ヶ月頃から市販の「お薬飲めたね」や「お薬上手服用ゼリー」などを使って服用できるようになる。
ただし、市販の大人でも食べるようなゼリーはNG。
というのも市販のゼリーは主原料がゼラチンがほとんど。ゼラチンは動物性タンパク質なのでアレルギーを起こしてしまうことがあるから注意です…。
寒天のような植物性食品を主原料としているものなら大丈夫やで。
9ヶ月頃
この時期は離乳後期。ミルク中心から食事中心に切り替わる。なので食事の栄養バランスを考えて離乳食を作るのが大切となってくる。
1歳〜
1歳を過ぎる頃から完了期と呼ばれる。
1日3食に食事、食後のミルクもあまり欲しがらなくなり、大人と同じメニューを食べさせられるようになる。
アイスクリームや市販のゼリーなども食べられるようになるのもこの時期から。この時期から粉薬などの処方も増えてくるのでこれらに混ぜて飲ますことができる。
赤ちゃんにNGな食べ物
ハチミツ
初めて子供を育てるママさんは意外と知らない?ハチミツ。
ハチミツにはボツリヌス菌が潜んでおり、生後1歳未満の乳幼児が摂取してしまうと乳児ボツリヌス症にかかってしまうことがある。
大人の場合は腸内に存在してる細菌との競争に負けてしまうので問題ないが、乳幼児の腸内環境は大人と比べて全然整っていないので、ボツリヌス菌が繁殖しやすい。
ハチミツを食べさせるなら離乳食完了期(1歳〜)からにする。
ちなみにハチミツは一般家庭で行うような加熱調理では死なないですよ!
黒糖、黒砂糖
サトウキビが原料ですが、こちらもボツリヌス菌に注意。
乳児ボツリヌス症の症状は
- 便秘が5日以上続く
- 食欲がなくなる
- 元気がなくなる
- 顔が無表情になる
- 首が座らなくなる
といった症状があり、最悪の場合呼吸困難などで死に至る。
適正な治療を行えば、治る病気なので木になる症状があればすぐ病院へ。
青魚
青魚はアレルギーを起こす可能性が非常に高いため、1歳未満の乳幼児にはNG。特にサバは注意中の注意。
魚を食べさせるなら順番としては白身魚→赤身魚→1歳を過ぎてから青魚がベスト。
参照:https://toshigokachan.com/aozakana/
銀杏
銀杏にはビタミンB6とよく似た構造の毒性物質が含まれており、それが体内のビタミンB6の作用を低下させ健康な人でも多量に摂取するとビタミンB6欠乏症に陥る。
体が未発達の子供はさらになりやすいというわけである。
症状としては下痢や痙攣などがある。
子供は知らず知らずに何でも口にしてしまうため、目を離したすきに食べちゃうことがあるので食卓で銀杏が並ぶ時は注意。
貝類
貝類は大人でも食中毒やノロウイルスなどの感染が懸念される食べ物。もちろん子供にとってはリスクが上がるため、あまり食べさせないのが吉。
なまもの
刺身などをあえて乳幼児に食べさせる人はいないと思うが、言わずもがな、アレルギーや寄生虫、食中毒の原因となるため絶対NG
最後に
乳幼児の食には危険がいっぱい、、、
しっかり今回知ったことをママさん方にアウトプットしていきたいですね!
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