モイゼルト軟膏について 効果や副作用、注意点について

小児科系

どうも、ふみやさん(@fmyaku1015)です。

アトピー性皮膚炎の治療に使われるステロイドではない薬ですね。最近処方で見かけるので、まとめます。

流し聴きしたい方はこちら↓

基本情報

モイゼルト(ジファミラスト)軟膏の基本情報
【成分名】 ジファミラスト
【構造式】
【製品名】

先発品
モイゼルト軟膏0.3%,1%
後発品
なし

【配合剤】
なし
【分類】
PDE阻害薬
【効能】 アトピー性皮膚炎
【用法用量】 通常、成人には1%製剤を1日2回、適量を患部に塗布する。
通常、小児には0.3%製剤を1日2回、適量を患部に塗布する。
症状に応じて、1%製剤を1日2回、適量を患部に塗布することができる。
【妊婦】 投与しないことが望ましい。
【授乳】 乳汁移行が確認されている。
【禁忌】 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
【市販薬】 なし
ふみやさん
ふみやさん

モイゼルト軟膏はアトピー性皮膚炎の治療薬で、ステロイド外用薬、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏に次ぎ、新しい機序の塗り薬です。

 

作用機序

ジファラミストは免疫細胞のPDE(ホスホジエステラーゼ)4を阻害することで細胞内のcAMP濃度を高めて、数々のサイトカイン及びケモカインの産生を制御することで皮膚の炎症を抑えます。

 

副作用

モイゼルト軟膏は重篤な副作用はあまりなく、禁忌なども設定されていません。報告があるのが

  1. 色素沈着阻害、毛包炎、そう痒症(0.5%以上)
  2. 膿痂疹、ざ瘡、接触皮膚炎(0.5%未満)
ふみやさん
ふみやさん

異常が認められた場合は投与を中止します。

その他注意点

モイゼルト軟膏は0.3%と1%のものがあり、

  • 大人は1%
  • 小児は基本0.3%、症状に応じて1%

と使い分けます。

こむこむ
こむこむ

小児の場合は1%のものから使い始めた場合は症状が軽減次第、0.3%のものへと変更を検討したほうがよいです。

また塗る量は、2.5㎝(大人の人差し指の指先から第一関節まで)が大人の手のひら2枚分の大きさとされています。


ふみやさん
ふみやさん

薬ゼミで知られる学校法人医学アカデミーさんが新たなE-learningシステムをリリースされたのは知ってる?

こむこむ
こむこむ

動画内容もすごい充実していて、それにTHINKCUBEという冊子が読みやすくて面白いんです!しかも冊子からも単位が取れるんですよ!しかも今なら1年間受け放題プランの3000円OFFクーポン配ってるんだって!

ふみやさん
ふみやさん

詳細は記事でもまとめていますので、是非参考にしてみてください。

【E-learning】薬ゼミラーニングトレイン【認定薬剤師】
どうも、ふみやさんです!薬ゼミで多くの方に知られている学校法人医学アカデミー様が新たに学習プログラム【薬ゼミラーニング】をリリースされたということで、体験させてもらいました。前半はプログラムの概要、後半は実際体験してみての…

 

概要や使ってみての感想など
登録サイトはこちら!
小児科系皮膚科系薬剤別まとめ
ふみやさんをフォローする
F-log

コメント

タイトルとURLをコピーしました