賦形する時の基準や注意点

薬剤師

どうも、ふみやさんです。

皆さんは調剤するときに賦形はしたことがあるだろうか。

今回は賦形する時のルールについて書いていこうと思う。

これから新人薬剤師として働く方は先輩薬剤師からの質問に答えられるように少しでも力になればと思う。…めちゃエラそうやな。うそうそ。自分のまとめように書いていきます。

賦形とは?

賦形とは「素材を削らずに変形させて製品を成形する方法」である。

とまぁよくわからない書き方だが薬局調剤における賦形とはほとんどが、散剤1回の服用する薬の量が少ない場合に、賦形剤を加えて、一定の量や濃度にすることをいう。

例えば一回量が0.02gとかめちゃ少ない時に袋に薬がへばりついたりすると服用ムラが出てくるので賦形剤を加える。

賦形剤の種類

賦形剤には薬効には影響を与えないものが適しているので

散剤や粉砕した錠剤などには
  • 乳糖
  • トウモロコシデンプン or バレイショデンプン

これらを使う。

ちなみにトウモロコシデンプンは流動性、圧縮成形性が低いので、湿式造粒で使用されることが多いよう。バレイショデンプン(片栗粉)は医療用では発注したことないなぁ。トウモロコシのほうとは性状が違うのだろうか。

賦形する量は?

以前勤めていたところは1回あたりの量が0.2g未満の場合は、1回あたり0.2gの乳糖orデンプンを加えて調剤していた。

この賦形の量については特に決まりはなく、薬局ごとにルールが違う。

散剤や粉砕した錠剤などには

1回服用量が0.2g~1ℊになるように賦形剤を加える。

賦形する時の注意点

賦形剤なら乳糖だけ在庫しておいたらいいよね…とはならないのである。

学校でも習ったと思うが、乳糖と混ぜてはいけないものが存在する、それは以下の通り。

乳糖と混ぜると変色、成分含有量低下を起こす薬品

  • イソニアジド製剤(イスコチン原末など)
  • アミノフィリン製剤(ネオフィリン原末など)

これらは変色するので乳糖とは混ぜない。この場合はデンプンと混ぜる。

ちなみに学生時代覚えた語呂は「ア(アミノフィリン)イ(イソニアジド)LOVE 乳糖」。

LOVEて…逆に相性いいみたいやん…って思ってました。

あとはチラーヂンも分解するので含量低下するので注意。

他にも

基本的に乳糖やデンプンと添加するは散剤の薬剤に対してのみとなる。

  • 顆粒タイプは混合するときに顆粒をつぶしかねなく、薬効に変化が生じる可能性があることと粒子径が違うのでうまく均一にならないことも挙げられるのでNG。どうしても混合したいときは別々に重ね撒き(例:分包機Aカセットに顆粒、Bカセットに乳糖)する。
  • ドライシロップは少量の水に溶かして飲むことができるが、乳糖は少量の水では溶けにくいので混合は適さない。
  • 抗菌薬は乳糖と混ぜるとお腹を下すことがあるので、基本的には混ぜない。と言っても抗菌薬の散剤が出ている場合は整腸剤と混合していることが多いので、1回量が0.2g以下になることは少ない。
  • 塩化ナトリウムや塩化カリウムなどの塩類比重が重い酸化マグネシウムなども均一に混和できないのでNG。

薬局ごとで違う賦形ルール

賦形のルールは会社ごと、または薬局ごとで微妙に違う。

内規がある場合はそれに従えばいいが、個人薬局など決まっていないところは個々の薬剤師判断になる。

例えば0.2g未満でも流動性がよい、分包紙にへばりつかないなどが揃えば、「あ、添加しなくてもいけそうだな」となる。

服用するときの誤差を小さくする“という考えを基本的に考えていれば添加するかどうかの判断がつきやすい…と思う。

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